K型自動式ページング交換機

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非常用自動式ページング交換機
火災その他非常の場合に適切な情報の伝達や避難の指示を確実・迅速に行なうための装置であります。
電話交換機と放送装置を結合したもので、臨海コンビナート等の産業用、学校・病院等の保安用、ダムやトンネル、都市内ビル建設工事の連絡用に広くご採用いただいています。
内線電話機から放送ができますので、リアルタイムのコミュニケーションが可能です。
日常の業務用に使用している機器ですので、緊急時にも操作間違いが生じにくく、イザというとき極めて有効なメディアとなります。
K型自動式ページング交換機には次の2つの基本方式があります。

MR20-2-4AP(A)
1ラック形式(前蓋を外した図)
A方式(個別ベル呼出、スピーカー別配線方式)
この方式の利点は、交換機、アンプ、電話機を含めた機器の価格が安く、据付工事もごく簡単なことです。
交換機にはアンプの音声入力用のプラグコードと、アンプ起動用リードが附属していますので、プラグをアンプのAUXジッャクに挿入し、起動リードをアンプのパワー・リモート端子に接続すれば内線電話機から"0"ダイヤルでアンプを駆動できます。
電話機はNTT規格の電話機がそのまま使用できます。
アンプは一般市販の卓上型を使用できますが、容量に注意してご使用下さい。
スピーカーのワット数の合計が、アンプの容量以内でなければなりません。
スピーカーはハイインピーダンス形(トランス付き)をご使用下さい。
放送方式として、
@フックアップ応答方式
A割込放送方式
のうち、どちらかをお選び頂けます。
フックアップ応答方式は、ページング放送中に別の内線がフックアップすると放送が停止して電話通話となる方式であり、業務用通信に適しています。
割込放送方式とは、放送中に別の内線からのページング発報があると、両者の音声が通話モードで放送される方式で、非常用に適しています。
特にご指定のない場合は割込放送方式とします。
(B方式の場合も同様です)


オプションにより、グループ付きページング方式も製作いたします。
複数のアンプを設備し、グループ別に分割したエリアに放送ができます。
1台のアンプを共用してグループ分割する方法もありますが、この場合には、同時に複数のエリアに放送することは出来ません。
アンプの容量が大きい場合等、交換機と共に一体収納ロッカーに搭載することも出来ます。
<註>型式の表示は次の通りとなっています。
B方式(個別トーンリンガ呼出方式)
この方式の利点は、電話配線を使ってスピーカー出力を送出するので、スピーカー用配線を別に引く必要がないことです。
電話機が多方面に点在するような広い範囲を放送でカバーする場合には極めて有効なシステムです。
電話機はスピーカー付、またはスピーカー外設用電話機を使用します。
中ロッカー収納
MR70-3-6AP(A) アンプ別置
H950×W520×D320m/m.
学校用
MR40-1-2
H415×W520×D300m/m.
720Wアンプ内臓
MR50-2-4AP(B)G3
H1500×W520×D400m/m.

◆K型自動式交換機をサポートする各種オプション
ページング交換機+時報時計+アナウンスマシン→時報チャイム、ラジオ体操を自動送出
警報回路を搭載して、特番ダイヤルや、火災報知機との連動により警報音を送出
遠隔制御回路を装備して、特番ダイヤルにより遠方の機器をリモート制御
ODトランク+インバンドリンガーで、市外専用線経由の内線延長
LLレピーターを介して、市内専用線経由の内線延長
OGレピーターを介して外線と発着信接続



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